“初心者が山登りに挑戦するにはある意味、経験者より入念な準備を行う必要があります。気軽なハイキングでも決して気を抜いて挑むのは良いことではありません。過去に少し経験があっても、初めて挑む場所やブランクなどがあればなおさら単独での挑戦はお勧めできません。
初心者は最初はなるべく経験者とともに山登りに挑んだほうが良いです。経験者が一緒に居ることでの安心感が山登りをするにあたっての心の余裕を生み出します。
その際、経験者に持ち物についての質問を事前にできるのも利点です。経験者は要る持ち物、要らない持ち物の違いを良く知っているので、自分のリュックなどが要らないもので重くなってしまうリスクを限りなく減らすことができるでしょう。
本格的なアウトドアショップ店に出かけてみて、どんな持ち物が必要かを店員さんに尋ねてみるのも良い方法です。初心者であることを告げると、山登りの細かい目的や行き先、季節によっての必要な道具、装備などの持ち物についての的確なアドバイスが聞けるのでとても有効です。
服装も、普段生活している服はアウトドアではあまり適していません。歩いて汗をかき、そして休憩するといった、体を急激に冷やす可能性がある運動なので、適切なインナーウェア、アウターウェア、靴などを店員さんと相談し、慎重に購入するとよいでしょう。その場合でもやはり少し値が張ってもいいものを購入したほうがパフォーマンスももちろん高く、後々の持ちも良いです。
その際、これらの持ち物の使用後のケアの方法もお店で聞いておきましょう。例えば、ダウンのアウターウェアなどは専用の洗剤で洗う必要があり、通常の洗い方で洗濯するとせっかくの品質が落ちてしまいます。
アウトドアショップには山登りの仲間を募集しているチラシや張り紙などを掲示しているお店もよくあります。それらを見て初心者でも参加できるものを選び、積極的に参加してみることで経験者から直にいろんな山登りを含むアウトドアの技術を学ぶことができるでしょう。
アウトドアの専門誌もあります。これらを読めば、山登りに必要な持ち物や、初心者が特に気をつけるべきポイントなどが勉強できます。それらの専門誌などにもアウトドアの仲間を募集しているページがあるので、自分に見合ったイベントや行き先別で何かに参加してみると良いでしょう。
出発前には家族などに行き先のルートはもちろん、おおまかな帰宅時間を知らせておきましょう。どんなに行きなれた場所でも家族はやっぱり心配はするものです。”